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育児短時間勤務で勤務できる期間に制限はあるのか?
育児短時間勤務で勤務できる期間とは
子どもが小学校就学の始期までにとることができる「育児短時間勤務」ですが、どれくらいの期間その勤務形態を続けられるのでしょうか。
例えば、産後休暇の8週間の期間のあと、育児休業をとらずに、この育児短時間勤務を、子どもが小学校に就学するまで続けることは可能なのでしょうか。
これについては、次のようにありました。
地方公務員の育児休業等に関する法律10条第2項(育児短時間勤務の承認)
2 育児短時間勤務の承認を受けようとする職員は、条例で定めるところにより、育児短時間勤務をしようとする期間(1月以上1年以下の期間に限る。)の初日及び末日並びにその勤務の形態における勤務の日及び時間帯を明らかにして、任命権者に対し、その承認を請求するものとする。
( )内に書いてありますが、育児短時間勤務の期間は、1ヶ月以上1年以下なのですね。
承認の請求をする職員は、まずその期間を決めます。つまり何月何日から何月何日まで育児短時間勤務の期間にするのかを決めなければなりません。
次に、週の勤務の日を決めなければなりません。勤務の日以外は「週休日」です。
例えば、週3日の勤務のときの例をあげてみましょう。
月 週休日
火 勤務日(7時間45分)
水 勤務日 (7時間45分)
木 勤務日(7時間45分)
金 週休日
土 週休日
日 週休日
この週3日勤務で週休日が土日のほかに週2日の場合、火・水・木曜日を勤務日とすればこのようになります。
この場合の勤務時間は7時間45分ですから、勤務の始まりと終わりは、他の職員と同じ、通常の時間となります。
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まとめ
Q 育児短時間勤務の制度の目的は何ですか?
A 小学校就学の始期に達するまでの子を養育するためです。
Q 申請して承認される育児短時間勤務の「期間」はどれくらいですか?
A 1月以上1年以下です。
Q 子どもが3歳になる日まで育児休業にしています。そのあと、育児短時間勤務で小学校就学まで勤務することはできますか?
A できません。3歳になる日まで育児休業にしているならば、育児短時間勤務は、その次の日から1ヶ月以上1年以下となります。ということは、育児短時間勤務ができる期間は、子どもが4歳になる日までということになりますね。
つぎは、育児短時間勤務のパターンについて詳しく調べてみます。
つづく
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