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広い視点で本論の「3本柱」を立てよう
本論を書く最初のポイント
さて、次は本論です。
序論を4文で簡潔にまとめたら、本文でしっかり自分の取り組みを主張しましょう。
本論でもだらだらと文章が長くなると読みにくくなります。時間と字数が限られているので、3つの柱をしっかり立てて書くようにします。
「柱」とは設問の課題を解決していく視点や方法を簡潔にまとめたものです。
でも、課題に対して、「広い視点で」「3つの柱」といわれても、いったい何のことなのかわかりませんよね。
出題される課題は、「学校論」「教師論」「子ども論」「教育論」「新課題論」の5つの内容に分けられますが、それぞれの課題で様々な柱の立て方がありそうです。
柱の内容
私も最初何を書くかで迷っていました。そもそも私は論文を書く引き出しが少ないからです。
でも、「合格論文の技術」p25に光が見えました。
どのような「柱」を立てるにしても、次の3点が基本になります。
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第1の柱
第1に教職員が理解・納得できる教育理念を示し、学校経営方針や重点事項を策定して進めることです。教頭の場合は、校長が示した重点目標を校長の指導のもとに取り組みます。
つまり、柱1は
課題解決への学校全体の計画という視点
を書きます。
第2の柱
第2に、児童生徒の教育活動に直接携わっている教職員の指導力を高めることが必要です。
つまり柱2は
計画を実践・改善する教職員の育成という視点
を書きます。
第3の柱
第3に、教育内容の充実をさらに図っていくためには、保護者・地域との連携を深めることです。
つまり柱3は
保護者・地域・関係機関との連携・協力や教育施設設備など環境の整備などの視点
を書きます。
この3つの柱の立て方を知ったのは、論文試験の前日でした。それまではどんな課題が出てどのように柱を立てるか迷っていましたが、このおかげで迷わず柱を立てることができるようになりました。
ただし、もっと深い内容を書ける人はこれに縛られる必要はありません。
「合格論文の技術」p50には次のようにあります。
「学校経営方針に示して、校内研修をして、教職員に授業をさせて、教職員を変えて成果を上げる」という書き方だけをしていると、金太郎飴的な内容になってしまい、深まっていきません。」
多角的な視点も必要であるということですね。
まとめ
私のように文章構成力がない場合は3本柱がやはりおすすめです。
1 学校経営方針・重点目標
2 教職員の育成
3 保護者・地域・関係機関との連携
早速応用してみましょう。
今回参考にしている学校管理職試験の論文の書き方の参考書はこの本です。