スポンサーリンク
確かな学力と生きる力
学習指導要領のところで出てきた「確かな学力」とは何なのでしょうか?
学校教育法が平成19年(2008年)に改正されたとき、学力の重要な要素として
「知識・技能」
「思考力・判断力・表現力」
「学習意欲」
の3つが定められました。これを「学力の3要素」といいます。(学校教育法30条2項)
この規定を受けて、学習指導要領では、次のように定めています。
小学校学習指導要領
第1 教育課程編成の一般方針
基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。
「確かな学力」とは
つまりですね、「確かな学力」とは、
「基礎的な知識及び技能」
「これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力」
「主体的に学習に取り組む態度」
という、3つの重要な要素すなわち「学力の3要素」から構成される学力のことなのです。
また、別の文科省の資料では、
「知識や技能はもちろんのこと、これに加えて、学ぶ意欲や自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力等まで含めたもの」
これを「確かな学力」というようです。
「生きる力」とは
さらに子供たちに育むべき「生きる力」とは、
変化の激しいこれからの社会を生きる子供たちに身に付けさせたい「確かな学力」「豊かな人間せい」「健康・体力」
の3つの要素を総合した力なのです。
関連ページ
- 教育の目的・目標
- そもそも教育の目的は、法令上どのように定められているのでしょうか。
- 教育課程
- 教育課程についてまとめてみました。
- 学習指導要領
- 学習指導要領の内容についてまとめてみました。
- 教科書の使用義務
- 教科書の使用義務についてまとめてみました。
- 教科書検定と採択権
- 教科書検定と採択権についてまとめてみました。
- 補助教材
- 補助教材についてまとめてみました。
- キャリア教育の経緯とは?
- 文部科学省が発表したキャリア教育の経緯について調べました。
- キャリア教育の定義とは?
- キャリア教育の定義について調べました。
- キャリアとは何か?
- 文部科学省が考える「キャリア」の定義について調べました。
- キャリア発達とは何か?
- キャリア発達とは何か。そして改めてキャリア教育の意図するものは何か調べました。
- 今後のキャリア教育とは?
- キャリア教育の目標と今後のキャリア教育についてまとめました。