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ディープ・アクティブラーニングとは
ディープ・アクティブラーニングとは
「ディープ・アクティブラーニング」という本が紹介されています。
この本の最初には次のように書かれているということです。
「大学での学習はアクティブであるだけではなく、ディープでもあるべきだ」
どうやら学習・学びには2通りあるらしい。
浅い学習・学びと、ディープな学習・学び
浅い学習・学びと、ディープな学習・学び
浅い学習・学びと、ディープな学習・学びの2つのようです。
いくつか例を挙げてみます。(浅)(深)で表してみます。
(浅)事項の暗記や教科書の表現をうのみにするような学習
(深)なぜそうなのか、まで一歩踏み込んだ学び
(浅)ハイハイ競争で次々に即答させるような活動
(浅)何が書いてあったかをグループで確認しあうだけの交流
(深)一人ひとりの思考の結果をつき合わせて、グループでより良い答を作り出していく話し合い
(深)クラスの仲間を高めるために、調べ学習の結果をどう伝えたらいいか、しっかり取り組む活動
アクティブラーニングで進めるディープな学びは、その取り組みの過程にも重要な意味があるのだそうです。しっかりと内容を読みとるという個人の課題があるということです。
(深)仲間にどう説明したら理解してもらえるかを心の中でリハーサルすることも必要
(深)自分がそれまでに持っていた知識との関連づけも必要
(深)仲間から出される質問は、自分の考えや説明の仕方を振り返り改善する情報として役立つ
(深)真剣な意見交換はともに高まろうとする仲間への信頼形成につながる
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ディープ・アクティブラーニングの定義
ディープ・アクティブラーニングの定義
ディープ・アクティブラーニングの著者である松下佳代氏は、ディープ・アクティブラーニングを次のように定義しています。
「学生が他者とかかわりながら、対象世界を深く学び、これまでの知識や経験と結びつけると同時にこれからの人生につなげていけるような学習」
協同学習がつくるアクティブ・ラーニング / 杉江修治 【本】の著者である杉江修治氏は、あらためてアクティブラーニングは「何をめざすのか」がとても大事だと当たり前のことを強調したいといっています。
念のため、前回の復習になりますが、アクティブラーニングが目指すのは「学力」です。
①「基礎的・基本的な知識及び技能」を確実に習得させる
②「思考力,判断力,表現力等」を育む
③「主体的に学習に取り組む態度」を養う
この3つでした。
絶対に忘れないようにしたいものです。(この程度は浅い学びか?)
まとめ
まとめ
○学習には、浅い学びと深い学び(ディープ・アクティブラーニング)がある。
○アクティブラーニングはその取り組みの過程にも重要な意味がある。
○アクティブラーニングは「何をめざすのか」がとても大事
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