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序論は4つの文章で簡潔に決める。
あなたは論文を書くとき、最初にどのようなことで悩みますか。
問題を読み終えると、まず書き出しをどのように書くかで悩みませんか?
イントロが長くなりすぎると、肝心の書きたいことを書くスペースがなくなったり、時間がなくなったりします。
書き出しは、4つの文章で決めることが次の本論にスムーズに移行する秘訣です。
4つの文章は何を書くのか
序論で書くこととは?
4つの文章ですから、書く内容はコンパクトにまとまっていなくてはなりません。
ですから、次の4つのことを書いてください。
1 問題の(社会的)背景
2 課題への賛意とうまくいっていない現状
3 解決の方向性や指針
4 課題に向かっていく決意
問題文を読むときは、問題に正対するために、キーワードを○で囲みます。
キーワードに対して、自分が書き進めることをまとめましょう。
そして、4つの文章を書いてください。
4つの文章の内容は、「合格論文の技術」には次のようにありました。
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1 問題の(社会的)背景とは
なぜ今この問題が大きな話題となっているのか。その意図は?
2 課題への賛意とうまくいっていない現状
出題に対して賛意を示し、出題者の求めている方向と同じ考えであることを示す。
3 解決の方向性や指針
本論につながっていく校長(教頭)としての自分の考える方向性
4 課題に向かっていく決意
本論への橋渡しとなる簡潔且つ力強い決意
4では、教頭の場合「校長の指導のもと」または「校長の指導を仰ぎ」という謙虚な姿勢を必ず入れましょう。学校の中心は校長先生です。
まとめ
序論では、だらだらと長い文章で書くと、くどい文章になります。余計なことまで書いてしまうこともあります。
はっきりした主張と方向性をすっきり書きましょう。
また、決意の部分は「次のように取り組んでいきたい」よりも「次のように取り組む」のように言い切ったほうがいいでしょう。
さらに、本論の「柱」は、「3本柱」が書きやすいのですが、序論で「次の3点に取り組んでいく」と書くと、本当に3点書かなくてはならず、時間の関係やまとめ方で2点になってしまった場合に修正しなければなりません。私もそれで失敗したことがあります。「次のように取り組む」で十分です。
最近の子どもは、作文で「3つのこと」をよく書きますが、小学校でそのように指導されているのかな。
読む人にわかりやすくていい方法だけど、あんまりやりすぎるとつまらない文章になりますよね。
次回は、序論の実際の例を見て行きます。
つづく