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共生社会とは
共生社会とは
平成24年7月23日 中教審答申「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」に次のようにあります。
「共生社会」とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。
それは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支えあい、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会である。このような社会を目指すことは、我が国において最も積極的に取り組むべき重要な課題である。
日本には、最も積極的に取り組むべき重要な課題がたくさんありますね。
ある人は「経済」だと言い、
ある人は「女性が輝く社会」だと言い、
ある人は「地方創生」だと言い、
そして「全員参加型の社会」ですか。1億なんとか・・・
全部同じ人が言っていることかもしれません。
その共通の目的はあれですよね。
共生社会の形成に向けて
同じ中教審の報告に、次のようにあります。
共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のため、特別支援教育を着実に進めていく必要があると考える。
つまり、
1 特別支援教育を進めていく上で、
2 インクルーシブ教育システムを構築していくことによって、
3 共生社会が形成されていく
ということですね。ホップ・ステップ・ジャンプです。
まとめ
今後の進め方として、次のようなことがあります。
「短期」と「中長期」に分けられています。
短期
・就学相談、就学先決定の在り方に係る制度改革の実施
・教職員の研修等の充実
・環境整備の実施
・「合理的配慮」の充実のための取組
・必要な財源を確保して順次実施
中長期
・短期の施策の進捗状況を踏まえ
・追加的な環境整備
・教職員の専門性向上のための方策
最終的には、
・条約の理念が目指す共生社会の形成に向けて、
・インクルーシブ教育システムを構築していく
なんだか「特別支援教育」と「インクルーシブ教育システム」と「共生社会」が、ぐるぐる循環していますね。
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