カリキュラムマネジメントという考え方とは|教育課程経営からカリキュラムマネジメントへ

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カリキュラム・マネジメントの経緯

カリキュラム・マネジメントの経緯

 

今日もカリキュラム・マネジメントをわかりやすく解説していきます。

 

前回は、カリキュラム・マネジメントの始まり、カリキュラム・マネジメントという用語ができたころから考えようとしました。

 

今回はさらに始まりのころの「経緯」を紹介します。

 

様々な研究や著作物・教育誌への投稿などで言われていたことを見てみましょう。

 

以下は前回と同じ本からの抜粋です。本の中では「カリキュラムマネジメント」のように・なしで書かれています。

 

【中古】 「読解力」とは何か PISA調査における「読解力」を核としたカリキュラムマネジメント /横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校FYプロジェクト(編者) 【中古】afb

 

カリキュラム・マネジメントという考え方とは|教育課程経営からカリキュラム・マネジメントへ

2 カリキュラムマネジメントという考え方

カリキュラムマネジメントという考え方

 

近年、カリキュラムマネジメントが注目されだした。
カリキュラムという用語と、マネジメントという用語が合わさったものである。
それによって、新たな意味が生まれている。

 

これまで、カリキュラムは教育課程としてとらえられることが多かった。
また、マネジメントは、学校経営的な観点からとらえられてきた。
そこから、各学校における教育課程を学校経営という観点から「教育課程経営」としてとらえることを、カリキュラムマネジメントとしてきた。

 

しかし、「カリキュラム作りは、学校づくり」という考え方から、学校教育における総体としての教育全体をとらえる意味でも、カリキュラムマネジメントという用語が使われるようになってきている。

 

中留武昭・田村知子は、「カリキュラムマネジメントとは、各教科の単元の教育内容のマネジメント(運営)のみではなく、それを含めて、学校全体のトータルなカリキュラムを、教育目標の達成に向けて動かしていく(機能させていく)ことに他ならない。」としている。

 

田中統治は「学校改善に向けたカリキュラム・マネジメントを!」という文章の中で、このような状況を次のように指摘をしている。

 

近年、「教育課程経営からカリキュラム・マネジメントへ」というパラダイム転換が起こっています。
その背景には、「自主的・自立的な学校経営」によって、各学校が自校の課題に組織的に取り組むことを求める時代の要請があります。

 

教育という活動は、まさに時代の中での要請を受けつつ、次代を担う人材を育成している。
この教育という過程全体にかかわる用語として、カリキュラムマネジメントが機能しようとしている。

 

カリキュラムマネジメントによって、学校での教育の総体を対象化することにより、これまで個別に切り離されて行われてきた様々な教育活動が、トータルなものとしてとらえることのできる視点を獲得することができる。

 

このことは、各教科ごとにとらえてきた学校教育の内容をも再構築する視角を持つことにもなる。
特に、中学校や高等学校のような教科担任によって授業が行われていると、総体としての教育内容が見えにくい状況もある。

 

各学校の創意工夫を生かすには、各学校を構成する生徒や教職員が、具体的な教育活動として行っているカリキュラムそのものを、いかに各学校の特徴が生きるものとして創り上げるかが課題となる。
そのためには、まず、各学校の生徒の特長を把握することが重要となる。

 

カリキュラム・マネジメントという考え方とは|教育課程経営からカリキュラム・マネジメントへ

 

長くなりそうなので今回はいったんここで切ります。

 

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今回のまとめ

今回のまとめ

 

カリキュラムマネジメントの定義と言えるものが、今回現れました。

 

再度、確認します。

 

「カリキュラムマネジメントとは、各教科の単元の教育内容のマネジメント(運営)のみではなく、それを含めて、学校全体のトータルなカリキュラムを、教育目標の達成に向けて動かしていく(機能させていく)ことに他ならない。」

 

カリキュラム・マネジメントという考え方とは|教育課程経営からカリキュラム・マネジメントへ

 

また、次の言葉も繰り返し出てきます。

 

「学校教育における総体」「学校での教育の総体」

 

この「総体」という用語は何なのでしょうか。

 

「これまで個別に切り離されて行われてきた様々な教育活動が、トータルなものとしてとらえることのできる視点を獲得することができる。」

 

「総体」とは「トータル」

 

つまり、カリキュラム・マネジメントは
「トータルな教育活動」
なのですね。

 

教育目標達成のために
「学校全体のトータルなカリキュラムを動かしていくこと」
なのです。

 

従来は
「各教科の単元の教育内容のマネジメント(運営)」
だったのが、
「それを含めて、学校全体のトータルなカリキュラムを、教育目標の達成に向けて動かしていく(機能させていく)こと」
に変わってきたのです。

 

これが「カリキュラム・マネジメント」なのです。

 

 

次回もカリキュラム・マネジメントを深掘りしていきます。

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