この法律の効力|地方公務員法第2条

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地方公務員法第2条(この法律の効力)

地方公務員法第2条(この法律の効力)

 

地方公務員(地方公共団体のすべての公務員をいう。)に関する従前の法令又は条例、地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程の規定がこの法律の規定に抵触する場合には、この法律の規定が、優先する。

 

 

地方公務員とは?

 

地方公共団体に勤務し、労務を提供することにより、対価としての報酬を受ける者をいいます。

 

 

規程の規定とは何なのだ?

 

あなたは「規程」「規定」の違いがわかりますか?

 

しかもこの条文には、「規程の規定」なんていう表現が出てきます。

 

いったいどういうことなのでしょうか?

 

「規程」「規定」はまったく違います。

 

ポイントは

 

「規定」は1つの文であるということ。

 

「規程」は規定がまとまった文書であること。

 

つまり

 

「規程」=「規定」+「規定」+「規定」+・・・

 

ということです。

 

この法律の効力|地方公務員法第2条

 

もっといえば、「規程」というのは「○○規程」など、文書のタイトルに使われるものです。

 

それに対して、「規定」というのは、「第○条」など1つ1つの条文のことです。

 

 

つまり、1つ1つの「規定」が集まって、最終的に「規程」となります。

 

変換したときに、非常に間違いやすく、見逃しやすいのが、この「規程」と「規定」なのだそうです。

 

 

 

ついでですが、「規則」「規程」の違いは何でしょう?

 

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この法律の効力|地方公務員法第2条

規則とは何でしょう?

規則とは?

 

国会以外の諸機関によって制定される法の一種。法律・命令などと並ぶ実定法の形式の一つ。規則は法律に違反することができない。

 

 

教育に関連するものとしては、

 

学校教育法(法律)

 

学校教育法施行令(政令)

 

学校教育法施行規則(省令)

 

があります。施行規則は「規則」ですね。

 

「法律>政令>規則」という関係性もあります。

 

 

都道府県では、

 

学校職員の勤務時間、休暇等に関する規則

 

県立学校の管理に関する規則

 

があります。

 

また、規則については、民間の会社も「規則」を定めることができます。「就業規則」などがあります。

 

 

「規則」と「規程」の関係は?

 

学校教育法には、施行令と施行規則がありますが、さらにその下に、「高等学校通信教育規程」や「単位制高等学校教育規程」というものがあります。どちらも「省令」になるものです。

 

「高等学校通信教育規程」は、学校教育法施行規則の第3節にある「通信制の課程」について、その部分を詳しく説明するための規程です。

 

「単位制高等学校教育規程」は、学校教育法施行規則の第103条第1項の「学年の教育課程の区分を設けないこと」の特例その他の必要な事項を定めたものです。

 

つまり、「規程」というのは、「規則」の一部分を詳しく説明するために策定されるものであるということです。

 

 

 

 

 

後法は前法を破る(後法優先の原則)

 

地方公務員法第2条は、「後法は前法を破る」という法の一般原則を宣言したものであると同時に、第1条で確認された本法の目的(地方自治の本旨の実現に資すること)を効力の面でも確認するという意味を持っています。

 

後法は前法を破るとは、法律と法律の内容が相互に矛盾・抵触する場合には、時間的に後に制定された法律が、時間的に先に制定された法律に対して、優先的に適用されることをいいます。

 

「従前の法令又は条例、地方公共団体の規則若しくは地方公共団体の機関の定める規程の規定」とは、地方公務員法ができる以前の、法令や条例、規則、規程などの規定のことをいっています。

 

地方公務員法がそれらの法令や条例よりも後からできたものならば、地方公務員法が優先されるということですね。

 

でも、地方公務員法は昭和25年に作られた法律ですが、それよりも前の条例って、かなり古いと思うのですけどね・・・

 

この法律の効力|地方公務員法第2条

 

まとめ

 

規定とは・・・1つ1つの条文のこと。

 

規則とは・・・国会以外の諸機関によって制定される法。民間会社でも制定できる法。
       これに対して、法律や政令は、国会で制定される法になります。

 

規程とは・・・規則の一部分を詳しく説明するために策定されるもの。

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